端午の節句の前日夕刻に菖蒲と蓬を束ねたものを屋根に上げて防火を願い、家の邪気を祓います。
翌日には屋根から下ろし、菖蒲湯に使います。
漢方薬にも使われる菖蒲。
その香りや薬効を吸い込むと健康になるといわれております。
当館でも昨夜、屋根から吊るしました。
毎年のことながら、
菖蒲を吊るしますと、新緑の季節がやってきた!という実感がわいてきます。
毎年毎年、福ちゃんが作ってくれます。
感謝、感謝!
お出でになられたお客様の健康を祈願し、
端午の節句に大浴場にお入れいたします。
江戸時代、武家社会で菖蒲と尚武をかけて5月5日を尚武の節日として祝うようになったのが端午の節句の始まりだと言われ、その結果、今日でも5月5日には菖蒲湯に入る習慣が受け継がれております。