暑気払いのご宴席をなさっていたご常連様にご挨拶を申し上げに宴会場に伺いましたら、
主賓の方がご挨拶をなさっておられ、
「実は、先週お誕生日の方がこの中におります。その方にプレゼントを持ってきました。
ちょっと持ってきます。」
と言って、お部屋に戻り、担いでお出でになったものが、
この胡蝶蘭で、
その誕生日の方というのは、なんと、なんと私で、
もうびっくりです。
宅急便からお花が届く時、客室に運ぶ時、私に見つからないように細心の注意をしていたそうな。
スタッフ全員に、女将にばれないようにとのおふれもあったらしい。
そんなことなど露知らず、
嬉しい嬉しいサプライズに、涙が溢れそうで、我慢して号泣しないようにするのが大変でした。
ただでさえ泣き虫なのに、
なおレッテルをはられそうで・・・。
初めてのサプライズ、
お客様やスタッフにはいつもしてさしあげていたけれど、
自分がされる番になって、
サプライズって本当に心があったまる行為なんだということを認識しました。
ケ〇〇〇様、本当に本当にありがとうございました。